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BLOGプリウス メンテナンス洗車と塗装膜を考える
2021.11.18
洗車メンテナンスと 塗装膜を考えます
車のボディは 金属ですが、その表面は塗装膜になります。
洗車とはボディを擦って塗装の汚れを落とすこと
塗装膜の性質をよく知らないとムダにキズを入れてしまいます。
ボディに触れる以上必ずキズが入ります。
せっかくの新車、ピカピカに磨いた車を少しでも長く維持する為に適切な洗車方法が必要です
塗装を知ることで最低限での洗車キズを防ぐことができます
皆さんは塗装の厚みってどれぐらいあるか考えた事はありますか?
ほとんどの人はないですよね?
簡単にではありますが紹介させていただきます。
国産車、外車でも違いはあるのですが、ここでは基本的に国産車をベースに紹介していきます。
国産の新車では下塗り塗料、なか塗り塗料(色のベース)、
上塗りクリアーを3~5層塗り重ねて、この工程を重ねることで、
出来る塗装の厚みは約100ミクロン
現在では塗装の性能が落ちている上に、メーカーのコストカットで塗装性能を引き出せていない。
よりデリケートな塗装に変わってきている事をよく理解しないといけませんね。
そもそも国産の自動車メーカーには同じような会社が塗料を卸している筈なので、
それを考えると塗料メーカーというよりは各自動車メーカーのコストパフォーマンスのバランスの考え方次第という事ですね。
水性塗料ですが塗料メーカーの企業努力で最新技術により今では性能は申し分ないそうです
塗装の硬さですが、基本的に鉛筆の3Hの硬さぐらいしかないと言われています。
基本的には硬いほうがキズが入りにくいのですが間違った洗車をすれば一回でキズだらけになってしまうと思ったほうがいいですね。
間違っても使い古したゴワゴワのタオルやマイクロファイバークロスは使わない事!
塗装の硬さのイメージは粒子の密度が高いか低いか
密度が低いと、隙間が沢山ありますよね?そこに対してキズやシミが入っていくイメージ.
密度が高いと隙間が減る為、キズもシミも入りにくい
実際しっかりしている塗装では問題ないシミが、弱い塗装では1発でシミになる事もあります
塗装が強いやつほど綺麗を維持しやすく、塗装が弱い奴ほど綺麗を維持するのが難しいです。
あくまで『キレイの維持』をしやすいかどうかの基準なので、1番大事なのは適切なメンテナンスを行う事になります。
しっかりしている自動車メーカーはアウディ。メルセデスベンツ、BMWが有名
弱いとされている塗装はホンダが有名ですね。
最近の国産の塗装は美観に対しては、かなりキレイになったと思います。
各メーカーで塗装の硬さは全然違いますし、同じメーカーで同じ色でも生産した時期で違うこともあります。
塗装は硬すぎても柔らかすぎてもダメです。
適度な硬さで曲げにも対応できる適度な弾力が求められます。
激しく走っているクルマだとフレームが歪んでしまいますし、
それに追従できる性能が求められます。
その絶妙な状態を引き出している自動車塗料は本当に凄い性能だと思います。
そんな素晴らしい塗装ですが100ミクロンしかない脆弱なモノでしかありません。
どんなに固かろうが物理的に摩擦が入る以上、必ずキズは入ります。
ここまで塗装はデリケートだ、弱い、すぐにキズが入るなんて言いましたが塗装って超高性能なんですよ♪
元々、塗装は『耐薬品』『耐酸性』『耐油性』『耐候性』が優れていて、防う性も高く、耐スクラッチ性も持たせています。
塗装の艶自体もキレイであれば申し分ない艶がありますよね。
塗装劣化の天敵、紫外線対策もバッチリでUVカット性能を持たした添加剤が含まれています。
クルマに付着する汚れを取るだけで艶を保てます♪
上記の内容を1μ前後(0.001㎜)しかないコーティングで『塗装を超えた』なんて誇大広告がありますが疑問です…
間違いなく言えるのはコーティングよりも塗装の方が遥かに高性能ということです
ガラスコーティングをしても 適切な洗車、メンテナンスを行う必要があります。
できるだけ洗車傷を入れない洗車方法とメンテナンス剤でないと取れない汚れの除去知識が必要です
そしてもう一つが紫外線による劣化です。
たまに街中で見かけると思うのですが赤いクルマのボンネットがピンクになっていたり、
塗装から粉が吹いて艶消し塗装になっているクルマを見たことありませんか?(その状態をチョーキングと言います)
これらの症状が多いのは、クリアを吹いておらずカラーベースで終わるパターンの塗装です。もしくはカラーベースにクリアを混ぜて吹き付ける方法です
クリアーが吹いてある塗装は色あせにくいのでクリアーがいかに高性能とわかります
クリアーなしの車を磨くとその色がウエスやバフにつきます
外に置いてある以上、太陽の紫外線からは逃れられません。
対策としてはガレージの中に置いておくのと出来るだけ塗装に汚れを付着させないことが大切です
塗料会社の中でも自動車塗料は、かなり厳しくチェックするみたいです。
そのおかげでハイスペックではありますが、美観を求めるとかなりデリケートであることが分かります。
その塗装の良さを最大限に活かすには塗装面がキレイな状態であることが必用です
そうなってくると洗車メンテナンスが凄い大事になってきます。
ここでいう洗車メンテナンスとは、塗装面のクリーニングですね。
塗装面に汚れがあることで塗装の発色は悪くなりますし、
市販のコーティングケミカルを汚れの上から施工しても効果を引き出せません。
むしろ汚れとコーティングが混ざることで、より強固な汚れにしてしまうこともあります。
特にクルマの美観を保つということはいかに『洗車傷を減らすか
いかに汚れを蓄積させないか』『汚れが付着しても除去できる洗車メンテナンス知識』を求められます。
少しでも今のキレイを長く保つ為には正しい知識と正しい洗車法と」正しい」メンテナンス法が必要です。
洗車もコーティングも車磨きも全てにおいて同じやり方で最高の結果はでません。
塗装状態に合わせた施工方法をとることが凄い重要なので、色々な対処施工が必要となってきます